ARで子ども向け防犯教室ゴーグルを掛けると変態おじさんが登場し話しかけてくる

ゴーグル向けると話しかけてくる不審者　ARで子どもたちに防犯教室

　子どもが連れ去りや盗撮といった犯罪の被害者にならないよう、愛知県警はAR（拡張現実）を活用した防犯教室に乗り出した。

新型コロナウイルスの影響で体験型の教室を開くのが難しいなか、非接触型の教室で防犯意識を高めてもらうのがねらいだ。

　ARは、県警が監修し、子育て情報誌などを発行する「アド・フューチャー」（名古屋市）が開発した。

特殊なマーカーが入ったパネルにARゴーグルを向けると、不審者が自動車から降りてきて声をかけてきたり、自動販売機の陰から盗撮してきたりする。

　名古屋市中村区で今月4日にあった防犯教室には、市立諏訪小学校の5年生9人が参加。

怪しい人は帽子やサングラスなどの見た目ではなく動きに気をつけることや、危ない目に遭いそうになったら「こども110番の家」に逃げ込むことなどを学んだ。

　近藤向日葵（ひまり）さん（10）は「怪しい人に連れて行かれたり、写真を撮られたりするのは怖い。こども110番の家が通学路のどこにあるか、よく確認したい」と話した。