【コトブキ】「イチジク形」じゃない浣腸誕生 グッドデザイン(・∀・)b
兵庫県淡路市の製薬会社「ムネ製薬」(西岡一輝社長)が開発した浣腸(かんちょう)「コトブキ浣腸ひとおし40」が、2019年度の「グッドデザイン賞」(日本デザイン振興会主催)に輝いた。
アコーディオンに着想を得て、容器を横向きの蛇腹状にしたことで、機能性も向上。
「浣腸といえばイチジク形」という固定観念を覆し、浣腸としては初めての受賞となった。
(加藤律郎)
1910年(明治43年)創業で、痔(じ)の薬や浣腸を製造してきたが、近年は飲む便秘薬が台頭。
主力のイチジク形は「買うのが恥ずかしい」という見方もあり、売れ行きが低迷していた。
そこで、商品に入れたアンケートはがきで、要望や改良点をアンケートしたところ、購入者から7万通もの声が寄せられた。
「容器に液が残る」「ノズルを長くして」――。
はがきは切実な声で埋め尽くされ、具体的なイラストが描かれたものも。
人知れず悩み、商品の改良に期待する人の多さに、社員らは奮い立ったという。
容器の形を変える上でイメージしたのは、アコーディオンの蛇腹だ。
西啓次郎会長が社長時代に、海外旅行で見た演奏風景がヒントになったという。
便秘気味の社員らが、試作品で使い心地や効果を検証した末、2006年に30グラムの「ひとおし」を発売。横向きの蛇腹状にしたことで使い残しが減った。
続いて17年に売り出した40グラム入りはノズルを伸ばして波形に。
この改良にも利用者の声が生かされ、挿入時の摩擦を軽減する狙いは当たった。
グッドデザイン賞の審査員には「波形ノズルは体の柔軟性が衰える高齢者の負担軽減になる」と機能性も評価された。
波形ノズルは特許を取得し、売り上げも「快腸」ならぬ快調という。
ムネ製薬営業部の酒井公彦さんは「受賞が浣腸のイメージ向上につながれば」。
社員約80人の会社は、今後も利用者の声に耳を傾けていく。
高齢者の便秘、男女共に
厚生労働省の国民生活基礎調査(2016年)によると、便秘に悩む人口の割合は59歳までは女性が多いが、60歳以上では男性も増える。
内臓機能の衰えなどが原因とみられ、80歳以上では男女とも人口1000人当たりで100人を超える。
続きはソースで…
浣腸が2019年グッドデザイン賞を受賞するってすごいですよね。イチジクからジャバラの時代になりますね。 pic.twitter.com/v0YpSeU142
— ひろりん (@hirorin7733) November 13, 2019
グッドデザイン賞って薬も対象になるんですね🍀
日本初、嬉しいですね。— Ryo@医薬品登録販売者試験🍀受験生 (@Ryoquito2) October 2, 2019
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